カーテン豆知識
【モダンカーテンの選び方】コーディネート方法も一緒に解説
新居への引っ越しなどでカーテンを購入する際に、カーテンの選び方がわからずに困ったことはありませんでしょうか。
「モダンなカーテンでかっこいい部屋を作りたい!」と、考えてもどれがモダンなのか、どのように選べばいいのか難しくてわからないですよね。
本記事では、モダンカーテンの選び方とコーディネート方法、おすすめのモダンカーテンを解説します。
本記事を読むと、素敵なモダンカーテンを自分で選べるようになります。
モダンスタイルとは
モダンとは、「現代的」という意味です。
インテリアスタイルとして考えると、伝統的なものではなく「現代的なものを使用したインテリア」になります。
素材としては、金属やガラス、スチールなどの人工的で無機質な素材を多用しているインテリアになります。
曲線が少なく、直線の形状でシンプルさと生活感を抑えた雰囲気が印象的です。
一方で、「モダン」にも複数のスタイルがあります。
・和モダン
・北欧モダン
・ナチュラルモダン
・アーバンモダン
・シンプルモダン
和モダン
日本の伝統的な「和風スタイル」と「モダン」を組み合わせたインテリアです。
モダンな空間の一部に「和」を感じられる畳や木材、珪藻土などの素材や家具を取り入れ、落ち着きや暖かみがある空間を作ります。
例えば、フローリングの一部に置き畳を設置したり、格子型の木フレームソファを設置したりすると和モダンの空間が作りやすいです。
北欧モダン
「北欧スタイル」と「モダン」を組み合わせたインテリアです。
北欧スタイルは、「北欧家具」「北欧インテリア」として聞いたことがある方が多いと思います。
自然素材を使った明るい色調の家具が印象的で、曲線のある優しいデザインと暖かみが感じられるインテリアです。
北欧モダンは、北欧の暖かみやデザイン性と、モダンの無機質なかっこよさをバランスよく組み合わせたインテリアになります。
例えば、素材は木製の無垢材でデザインは直線のシャープな印象が強い家具を設置すると、北欧モダンの空間が作りやすいです。
ナチュラルモダン
「ナチュラルスタイル」と「モダン」を組み合わせたインテリアスタイルで、日本の住宅で多く見られます。
自然素材を使用した家具を多く設置し、ベージュやブラウンなどのアースカラーを多めに使用しているインテリアです。
モダンな内装の空間に、アースカラーやナチュラルカラーの木製家具を多めに設置するとナチュラルモダンな空間が作りやすいでしょう。
また、インテリアグリーンなども設置しているナチュラルな空間に、金属製やガラス製の家具を局所的に使用してモダンさを感じられるインテリアを作ることも一つの手段です。
アーバンモダン
多くの方がイメージする「モダン」と大きな差はないインテリアスタイルです。
モダンよりもさらに都会的で洗練されたイメージのインテリアで、家具などの1つひとつのデザインがシャープな印象が強く感じられます。
インテリアのカラーは、ブラック・グレー・ホワイト色が多く使用され、木製家具はダークブラウン色などの濃い目の色が使用されます。
スタイリッシュな空間が意識され、高級感と落ち着きのある都会のインテリアを作れるでしょう。
シンプルモダン
シンプルモダンも、多くの方がイメージする「モダン」と大きな差はないインテリアスタイルです。
モダンよりもさらに装飾性を取り除き、シンプルで飽きのこない現代的なデザインのインテリアを作ります。
大胆な柄や独自性のあるデザインなど主張が強いものを抑えたインテリアスタイルで、無地や直線的なデザインが意識されています。
シンプルモダンは空間内の色数も少なく、統一された落ち着きとくつろぎが感じられる空間です。
モダンカーテンの選び方
モダンカーテンを選ぶポイントは以下の通りです。
・色味を抑える
・配色バランスを考える
・シンプルなデザインを選ぶ
色味を抑える
モダンなカーテンを選ぶ際は、落ち着きのある色味を抑えたカーテンを選びましょう。
例えば、ブルー系統のカラーを入れたいときは、明るめの鮮やかなブルーではなくブラックやグレーと混色している濃いブルーにするのがおすすめです。
有彩色をカーテンで取り入れる際は、濃い目の色が向いているでしょう。
一方で、ブラック・グレー・ホワイトの無彩色でモダンな空間を作る際は、カーテンを明るいホワイト色にして美しさや清潔感を出すこともあります。
ブラックや濃い目のグレーのカーテンにした場合は、かっこいい空間が作りやすいでしょう。
配色バランスを考える
モダンカーテンの色を決めるために、空間全体の配色バランスを考えなければいけません。
濃い色や暗い色が多すぎると空間が暗く、重くなります。
一方で、色数が多かったり暗い色・明るい色・鮮やかな色が空間で混ざったりすると、統一感がなく落ち着かない空間になってしまうためバランスが重要です。
配色バランスの目安は、以下の通りです。
・ベースカラー(床や壁など面積が広い色):60〜70%
・アソートカラー(床などの次に面積が広いカーテンやソファなどの色):15〜25%
・アクセントカラー(クッションなどの小物):5〜15%
上記はあくまでも目安である上に、好みのインテリアを揃えていくと比率通りに作れない場合もあるため注意しましょう。
また、無彩色のみでインテリアを揃えると、モダンな空間を作りやすく配色バランスも考えやすいためおすすめです。
例えば、以下のような空間が作れます。
・ブラックを多くして少し暗めのかっこいいモダンな空間
・ホワイトを多くして清潔感と明るさのあるモダンな空間
カーテンの色もブラック・グレー・ホワイト色から決めることになるので、選択肢が少ないほど考えやすくなります。
シンプルなデザインを選ぶ
モダンスタイルのカーテンは、シンプルな無地のデザインがいろいろな空間に合わせやすいためおすすめです。
「無地だと面白味がなく、少しは柄がほしい」と感じる方は、モダンスタイルを崩さないように主張を抑えた直線柄や地模様の柄にしましょう。
柄を選ぶ際は、デザインと色に注意してください。
色彩や配色バランスを大きく間違えると、カジュアルやナチュラルなスタイルになってしまうことがあるので注意しましょう。
モダンカーテンのコーディネート方法
モダンカーテンを合わせやすいリビングと寝室のコーディネートを解説します。
インテリア空間は、1つのカーテンや家具だけでなく、全体の調和や統一感でスタイルが完成します。
例えば、モダンカーテンを設置しても家具などがナチュラルスタイルの空間の場合、バランスの悪いインテリアになってしまうため空間全体を考えましょう。
モダンカーテンを合わせやすいリビング
モダンカーテンを合わせやすいリビングの内装や家具の特徴は、以下の通りです。
壁は、白のビニールクロスではなく、色味と光沢感のあるクロスがおすすめです。
照明が当たった際に、高級なモダンインテリアを演出できるためです。
テレビの背面など、壁の一面だけを異なる色のアクセントクロスにする方法もあります。
一面だけ光沢のあるブラックなどにするとモダンな雰囲気が作りやすくなり、カーテンの色も考えやすくなります。
家具は木製よりも、無機質なガラスやアイアンなどを使用しているものでモダンな空間を作りましょう。
ソファの張地は、ファブリック生地よりもレザー生地がおすすめです。
色味を工夫するとファブリック生地でもモダンな空間は作れますが、生地選定を間違えるとナチュラルな雰囲気になりやすいです。
レザー生地のほうがモダンな空間を作りやすいでしょう。
モダンカーテンを合わせやすい寝室
モダンカーテンを合わせやすい寝室の内装や家具の特徴は、以下の通りです。
床はカーペット敷きにすることで、カーテンやベッドフレームとの色のバランスを調節できます。
さらに、踏み心地のよさや防音効果などの機能性があるためおすすめです。
ベッドフレームは、ウォールナットやほかの木材のブラック塗装など濃い目の色にしましょう。
ベッドフレームが明るい色では、カジュアルな印象が強くなってしまうためです。
ベッドフレームからつながっているヘッドボードや、寝室に設置する家具の形状は曲線ではなく、直線のものにしてモダンの雰囲気が崩れないように注意してください。
カーテンやベッドリネン、カーペットなどのファブリックは、色や素材をまとめると統一感のあるきれいな空間が作れるためおすすめです。
枕・クッションなどのデザインや色に変化を加えてアクセントにすると、空間に締まりが出るでしょう。
例えば、枕とクッションだけ光沢感のあるブルーグレイ色にするなどアクセントカラーを入れてみてください。
寝室の照明は、暖色系のオレンジ色の光にしましょう。
調光・調色が可能な照明なら、適度に寝室を暗くしてモダンの雰囲気や寝やすい空間を作れます。
おすすめのモダンカーテン
モダンスタイルにおすすめのカーテンを5つ紹介します。
・SOLITAIRE(ソリテア)|日本フィスバ
・VITUS(ヴァイタス)|日本フィスバ
・カシコ PF2220|フジエテキスタイル
・トコシエ PF2900|フジエテキスタイル
・シモバシラ PF6052|フジエテキスタイル
SOLITAIRE(ソリテア)|日本フィスバ
ソリテアは、手織りのシルク生地で製作されているカーテンです。
シルク生地なので、しっとりとなめらかな触り心地になっています。
光沢感もあり上品な生地ですが、シルク素材のため裏地付きがおすすめです。
カラー展開は、31色あるためモダンインテリアに合う色が見つけやすいでしょう。
VITUS(ヴァイタス)|日本フィスバ
ヴァイタスは、上品な光沢感と柔らかさを持つベルベット生地のカーテンです。
柔らかく優しい触り心地で、インテリア空間に高級さを加えてくれます。
照明の当たる角度で光沢感や色の濃さが変わって見えるため、さまざまな表情が楽しめるでしょう。
モダンインテリアのシャープな空間に、ベルベット生地が柔らかさをもたらします。
カシコ PF2220|フジエテキスタイル
カシコは、優しく繊細な光沢がある生地です。
生地の表情も繊細で独特なため、単調な無地の生地から少し変化させたい方に向いています。
暗くてかっこいいモダンな空間ではなく、ホワイトや明るいグレーなどの色調で揃えるインテリア空間に合わせやすいカーテンです。
さまざまなインテリアスタイルに合わせやすいため、模様替えの際もカーテンを活かしたインテリアを考えやすいでしょう。
トコシエ PF2900|フジエテキスタイル
トコシエは、環境負荷に優しいリサイクルポリエステルで製作されているカーテンです。
モール糸を使用しているため、さまざまな表情とザックリ感のある手触りが楽しめます。
モール糸の毛羽立ちにより、単純な無地に見えないファブリック感もあります。
カラー展開は12色あり、グレーやブラック色が混色し自然な陰影ができている生地は、モダンなインテリアにも合わせやすいでしょう。
シモバシラ PF6052|フジエテキスタイル
シモバシラは、一定間隔ごとに縦ラインの柄が特徴的なカーテンです。
無地ではなく、控えめな柄があるモダンカーテンを探している方におすすめです。
柄の部分は、風通組織による凹凸感のある感触を楽しめます。
色数は3色と少なめですが、グレー色でまとめたモダンな空間に合わせやすいカーテンです。
柄のデザインの特性上、柄合わせしにくい場合がある点に注意してください。
モダンカーテンをお探しの方は「パーソナルコーディネート」へ
カーテンの種類は無数にあるため、モダンカーテンの選び方がわかったとしても自宅に合うカーテン選びを難しく感じる方もいるのではないでしょうか。
部屋の広さやインテリアの雰囲気、空間の配色によってもおすすめのカーテンが変わる可能性があるため、カーテン選びは難しいですよね。
モダンカーテン選びでお悩みの際は、弊社の「パーソナルコーディネート」をご利用ください。
カーテンのプロがヒアリングして、お客様に適切なモダンカーテンをご提案します。
また、ヒアリングから納品まで対応しますので、カーテンや窓装飾の悩みごとがあればご相談ください。