カーテン豆知識
オーダーカーテンの納期は何日?引越しに間に合わせるポイントを解説
オーダーカーテンの納期が引越し日に間に合わず困ったことはないでしょうか。
「引越し日が近いのにカーテンの購入を忘れていた。今から注文してもオーダーカーテンは納期が間に合わない」という経験がある方もいらっしゃるでしょう。
新築の購入や大規模なリフォーム工事に伴う引越しをする際は考え事が多く、オーダーカーテンの存在を忘れてしまいがちです。
本記事では、オーダーカーテンの納期は何日必要なのか、納期の注意点、引越しに間に合わせるためのポイントを解説します。
本記事を読むと、納期に間に合うように安心してオーダーカーテンの注文ができるようになります。
オーダーカーテンと既製カーテンの納期
オーダーカーテンと既製カーテンの一般的な納期、納期の特徴について解説します。
目安の納期がわかると、オーダーカーテンについて計画が立てられるでしょう。
オーダーカーテンの納期
オーダーカーテンの納期は、約10日〜2週間です。
納期は、カーテンメーカーやインテリア業者、生地によって異なります。
上記納期よりも少し早く納品できる場合もあれば、さらに長い時間がかかる可能性もあります。
また、「10日〜2週間の納期」は採寸やお支払いが完了した後に、担当者による工場への手配・製作・配送時間として必要な納期です。
電話一本でカーテン会社に依頼し、その当日から約10日後に納品できるわけではありません。
1つひとつのカーテンの製作に手作業が必要なのでオーダーカーテンは時間がかかります。
既製カーテンの納期
既製カーテンの納期は、購入した当日です。
ホームセンターやインテリアショップで購入すれば完了します。
既製カーテンは規格サイズが決まっており、縫製の質も高くないため工場で安価に大量生産できます。
カーテンがなくて急いでいる場合、室内を見られないようにするために既製カーテンを使うことも検討しましょう。
なぜオーダーカーテンは納期に時間がかかるのか
オーダーカーテンの納期に時間がかかる理由は、以下の通りです。
・サイズ以外の細かい仕様がある
・既製カーテンと縫製の違いがある
・繁忙期などの時期による違いがある
サイズ以外の細かい仕様がある
オーダーカーテンの製作に時間が必要な理由は、「サイズを細かく指定する」という点だけではありません。
ヒダ倍率や柄の見せ方、レースカーテンの裾の仕様などについて細かい指定があるからです。
カーテンごとにサイズや仕様が違うものを個別に受注し、人の手で作業するため納期に時間がかかります。
既製カーテンと縫製の違いがある
1.5倍ヒダ
2倍ヒダ
オーダーカーテンと既製カーテンでは、縫製に以下の違いがあります
既製カーテンよりも耐久性が出るように工夫し、丁寧に縫製しているためオーダーカーテンの製作には時間がかかります。
カーテンメーカーによっては縫製している箇所が見えにくいようにするなど、可能な限りカーテンがきれいに見えるように工夫されています。
時間をかけてお客様の希望に沿う、美しいカーテンを作り上げているのです。
繁忙期などの時期による違いがある
繁忙期は、縫製工場が急いで稼働し続けても注文が殺到し、製作が通常よりも遅れる場合が多いです。
繁忙期とは、特に2〜4月の引越しシーズンですが、各大型連休の前後も混みやすいので気をつけましょう。
各大型連休の前後とは、5月のゴールデンウィーク、8月のお盆、12月・1月の年末年始のことです。
大型連休に合わせて引越し日程を決めるため、連休前はカーテン業者の納品日程が混み合いやすくなっています。
連休前に納品できなかった方は、納品日が連休後になるため大幅にずれてしまいます。
連休前に納期を確保できなかった多くの方が、連休明けの納品になるため大型連休の直後も混み合う可能性があります。
連休直後に納品日程を確保できなければ、さらに納期が後日にずれてしまうでしょう。
また、連休明けは仕事も始まるため、カーテン業者の日程は問題なくても購入者側の日程が合わない可能性があるので納品希望日は早めに設定しましょう。
オーダーカーテンの納期の注意点
オーダーカーテンは、基本的に返品・交換はできないので注意してください。
注文内容に合わせて受注生産する1点ものを製作するため、カーテン業者やインテリア業者は、返品や交換を受け付けていません。
納期が間に合わないからといって慌てて注文すると、内容を間違えるかもしれないので時間に余裕を持って注文しましょう。
また、以下の項目ごとに納期について異なる注意点があります。
・カーテンの掛け替え
・新築戸建のカーテン
・分譲マンションのカーテン
・リフォーム工事のカーテン
カーテンの掛け替え
自宅のカーテンを新しいオーダーカーテンに掛け替える場合の納期は、カーテン業者の方が採寸に来てから約10日〜2週間かかります。
「カーテンの専門店に行った当日から約10日〜2週間」ではありませんので注意しましょう。
納期を短縮する方法として、お客様自身で採寸してそのサイズで注文する方法があります。
しかし、自分で採寸したサイズが間違っていた場合、カーテン業者に採寸を依頼して再注文すると二度手間になり、費用も合計で2倍以上の金額が発生するかもしれません。
カーテン業者に採寸に来てもらうのは、時間が必要ですが確実でおすすめです。
新築戸建のカーテン
新築戸建を購入する方は早めにオーダーカーテンの計画を立てておかなければ、納期が引き渡しや引越しに間に合わない可能性があります。
ハウスメーカーのなかには、住宅の販売のみでカーテンや家具を取り扱っていない企業も多くあるためです。
取り扱っていないため、ハウスメーカー側からはオーダーカーテンの提案がないこともあります。
新築購入の打ち合わせにカーテンの話が出てこなければ必要さを意識できず、思い出した頃には引き渡しや引越しに間に合わない納期になりかねません。
一方で、提携している特定のカーテン業者を紹介するハウスメーカーもあります。
紹介されたカーテン業者にするか、自分で別の業者に依頼するか検討しなければいけません。
カーテンについて考えるのが遅くなると、紹介してもらう業者でなければ新居の引き渡しに間に合わない状況になる可能性も出てくるでしょう。
また、カーテンレールが新築戸建の工事範囲に含まれていることがあります。
新築戸建の打ち合わせの時点で確認しておかなければ、「ブラインドがよかったのにカーテンレールが施工されている」という事態になりかねません。
カーテンレールが施工されているかどうかで、カーテンの納期にも影響があります。
・カーテンレール有り:納品時にカーテンを掛けるだけでよいため希望納期で進みやすい
・カーテンレール無し:カーテンレールを選択・購入しなければいけない。また、納品時にはカーテンレールを施工する職人の工事が必要なため、希望納期に影響が出る可能性がある
カーテン業者は職人の手配が必要になるため、希望納期通りに納品できるかどうかが変わってしまいます。
分譲マンションのカーテン
新築の分譲マンションでは、マンション販売会社が提携しているインテリア会社によって「インテリア販売会」が引き渡し前に開催されます。
インテリア販売会では、マンション購入者へ向けてカーテンや家具などの販売会を行います。
その販売会で説明される以下の内容に注意しましょう。
・◯月◯日までにカーテンを注文すれば、引き渡し前に納品可能
・◯月◯日を過ぎると引き渡し日(もしくは引越し日)までに納品は不可能
インテリア業者の案内に沿ってカーテンを購入すれば、引越しや引き渡しに間に合う納期でカーテンを納品してもらえます。
分譲マンションもカーテンレールが施工されているマンションと、施工されていないマンションがあるため確認が大切です。
中古の分譲マンションも、マンションの購入に意識を向け過ぎてカーテンの購入を忘れてしまう方が多いです。
1週間後に引越し日がせまり、カーテンを購入していないことを思い出してもオーダーカーテンは間に合いません。
中古の分譲マンション購入を決めた段階で早めに検討するのがおすすめです。
リフォーム工事のカーテンの納期
リフォーム工事の際も、カーテンのことを忘れていることが多いです。
キッチンなどの水廻りや、床・壁などのリフォーム内容を考えているためです。
リフォーム会社はリフォーム工事専門のため、カーテンまで提案することは少ないでしょう。
大規模なリフォームをする際は、既存のカーテンとカーテンレールを処分することがあります。
処分したまま、新規で購入することを忘れないように注意しましょう。
リフォーム工事が完了する直前に思い出しても、オーダーカーテンは間に合いません。
また、部分的なリフォームには特に注意しましょう。
部分的なので「カーテンを変える必要はない」と思い込んでいる方が多いです。
しかし、下記の場合カーテンの高さが変わってしまいます。
・バリアフリーなどの工事で床の高さが変わる
・工事の都合で天井が下がる(上がる)
床にカーテンがついてしまう場合、買い替えなければいけません。
さらに、リフォームで内装の色が変わる際は、カーテンの色も変えなければインテリアの配色バランスが悪く、リフォームが台無しになることもあります。
リフォームをする際は、さまざまな角度から「オーダーカーテンを依頼したほうがいいのか」を考えることが重要です。
希望納期に間に合わせるコツ
新築物件を購入した方や、引っ越しに伴いオーダーカーテンを購入する方は、納期について以下のポイントに注意しましょう。
・時間の余裕を持って動く
・カーテン業者に納期と注文期限を早めに確認する
・繁忙期を避ける
・納品日を平日にする
時間の余裕を持って動く
オーダーカーテンの注文は遅くても1ヶ月前から検討することがおすすめです。
最もおすすめなのは、引越しやリフォームを検討する初期段階からカーテンも検討することです。
早くから検討することで、「欲しい生地が在庫切れだったので妥協して生地を選んだ」という事態を避けられます。
また、内装や家具と一緒にカーテンを検討すると、インテリアのスタイルや配色をきれいに合わせやすいでしょう。
慌てて決めたカーテンは、十分に考えられていないためイメージと違うものになってしまう可能性があります。
カーテン業者に納期と注文期限を早めに確認する
早めにカーテン業者に納期と注文期限を確認しましょう。
リフォームや新築の戸建でオーダーカーテンを引き渡しまでに間に合わせたい場合、カーテン業者はタイトな日程を組まなければいけません。
引き渡しまでに納品を完了させるためには、カーテン業者が採寸に入れる日数が短くなるためです。
カーテン業者が正確に採寸できる状態まで工事が進んでいなければ採寸できません。
「採寸できる状態」は「工事が終盤まで進んでいる状態」ということなので、引き渡しまで2〜3週間程度です。
つまり、「採寸 ➡︎ 納品 ➡︎ 物件の引き渡し」の日数が短いため、その日程に間に合うようにカーテンの注文をしなければいけません。
自宅のオーダーカーテンの掛け替えでも希望納期がある場合、前もって注文期限を確認することが大切です。
繁忙期を避ける
2〜4月の引越しシーズンと、大型連休の前後はカーテンの希望納期にするのを避けましょう。
繁忙期を避けることで、希望日にオーダーカーテンの納品を完了できる可能性が高まります。
オーダーカーテンで縫製上のミスが起きやすいのは繁忙期なので、納品ミスなどの事態も避けられます。
納品日を平日にする
オーダーカーテンの納品日を、可能ならば平日にしましょう。
土日祝日は一般的に仕事が休みの方が多く、カーテン業者や職人の納品日程が埋まりやすい曜日です。
納品希望日は注文を受けた順に埋まっていくため、希望日が確保できないことがあります。
土日祝日が希望の曜日だと、埋まっている場合は次週が納品日になるので、1週間納期が遅れてしまいます。
平日に納品日を設定することで、希望納期にオーダーカーテンを手にできる可能性が高いです。
オーダーカーテンを検討したい方は「パーソナルコーディネート」へ
オーダーカーテンの注文を忘れ、引越し前や当日に納期が間に合わない場合、数日間カーテンなしで生活しなければいけません。
日差しを防げなかったり、外から室内が見えてしまう恐れがあるのでそのような事態は避けたいのではないでしょうか。
弊社の「パーソナルコーディネート」なら、最初の打ち合わせのヒアリングで納期も含めて要望を丁寧に伺います。
そして、適切なカーテンを提案した上で可能な限り希望納期に間に合うように担当のコーディネーターがサポートします。
空間にマッチした素敵なカーテンでインテリアライフが過ごせるようになります。
オーダーカーテンを検討中の方は、納期に間に合わせられるように早めにご相談ください。
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