映画『去年の冬、きみと別れ』に美術協力しました。

３月１０日公開の映画・『去年の冬、きみと別れ』に美術協力させて頂きました。パンフレットやCMで宣伝されている　山本美月さんの後ろに映っているカーテンです。

映画は昨年の７月に撮影されたもので、６月に映画製作会社の方から依頼を受けました。

主演は、EXILE・３代目JSBの岩田　剛典さんという事で、同じ中目黒に事務所もあり、嬉しいご縁で、喜んでお引き受けしました。

非常に重要な場面の背景になるカーテンだったので、デザイナーさんや、監督の持たれるイメージにできるだけ近づけるように、絵コンテや、求めるイメージに近い生地見本も送っていただきました。深みのあるレッドの色味とダマスク調の独特なデザインは、国内のものでは、なかなか見つからず、今回は輸入の生地を使っています。赤のカーテンは、ベルベット素材で、やわらかく、ヒダのラインがきれいに美しく出るものを選びました。カメラテストも行われ、撮影された時の現場写真も頂きました。

そして、先日チケットを頂いて、映画を観てきました。本当に公開が待ち遠しく楽しみにしていました。

～全ての人がこの罠にはまる～文字通り、１秒も目が離せない展開の予測不能のサスペンスでした。芸術を愛する、人を愛するがゆえに、犯してしまった罪。事件の謎が１つ１つ解き明かされてゆく、わかりやすいSTORY展開・出演者の方々の個性溢れる素晴らしい演技。この映画に美術協力できた事は、本当にいい経験になり、関係者の皆様に感謝しております。

さて、果たしてカーテンは・・・燃えてしまったのでしょうか。

皆さんも是非是非、映画を観て頂き、確かめてみて下さい。

あなたも・・・きっと　騙されますよ。サスペンスの最高傑作！！に。

余談ですが、『冬きみ』にはまった私は、弊社ショールームの近くのコーヒー屋さんで、売っている『冬きみラテ』を買いました。優しい味に癒されました～。